空飛ぶくじら

世界の美しさを封印

2016-01-01から1年間の記事一覧

ピアスの穴を開けた。 運命を変えたい、とかそんな思いで。開けてしまったあとは、運命が変わったのかどうか判別することはできないけれど。そもそも運命なんて自分の思い込みで、誰にも何も決められていないだろうと。いったい誰に許しを請うのだろうと。そ…

美しく調和のある世界③

計画とは倒すために立てるものである。とりわけ計画が緻密になればなるほど、駅前に並ぶ自転車が一つ倒れると将棋倒しになるがごとく、出鼻をくじかれればその日の予定はしっちゃかめっちゃかになる。それが自然の摂理だろう。旅行計画とは得てしてそういう…

美しく調和のある世界②

好きな作家を北から南へ鴨川に沿って順に並べていいと言われたら、川の分かれ目である最北の鴨川デルタに君臨するのはモリミー先生であると断言する。森見登美彦氏。古風でユーモア溢れる文体と魅力的な登場人物でわたしを無闇に魅了し、京都の底なし沼に「…

美しく調和のある世界①

けがれきった身を清めるには一人旅はうってつけである。特に魔都、京都。その飽くなき魅力に一度取り憑かれたが最後、神社仏閣に惜しみなく金銭をつぎ込んでは神仏を参拝し、俗世から隔離された歴史的建築物に吸い込まれては無の境地に至る。まるでズブズブ…

夢の国レポート(海編)

いきなりですがこちら。何かお分かりでしょうか。今回泊まったホテルではありません。そうです。最上階からドーンッと落とされるアレです。胃の浮遊感は最高潮に達しますね。考えただけでものすごく気持ち悪いです。タワー・オブ・テラー、その名の通りホラ…

夢の国レポート(陸編)

十年ぶりくらいに夢の国を訪れて感動に打ち震え、下界しても未だ覚めやらぬ夢の感覚に戸惑ってるさまをお伝えしたいと思います。高揚感やばい。陸編ということで今回はランドの方を紹介します。まずはこちら。入園直後開けた視界の広場の奥に屹立するシンデ…