空飛ぶくじら

世界の美しさを封印

夢の国レポート(海編)


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いきなりですがこちら。何かお分かりでしょうか。今回泊まったホテルではありません。

そうです。最上階からドーンッと落とされるアレです。胃の浮遊感は最高潮に達しますね。考えただけでものすごく気持ち悪いです。

タワー・オブ・テラー、その名の通りホラーアトラクションです。しかも今はシャドウ・オブ・シリキとかいう期間限定で怖さが倍増しており、上下移動が多かったです。出口のベンチで肩を震わせて泣いている女の人とそれを慰めてる男の人がいました。そのくらい迫力があったのですが、わたしは気持ち悪さ突き抜けてむしろ楽しかったのが謎でした。もう一回乗りたい。
ルパンとクラリスカリオストロの時計塔から落ちたときもこんな感覚だったのかしら、とか思ってる余裕はありません。後付けです。
ストーリーは奥が深そうだったので今度ホテルツアーも行きたいですね。

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http://www.tokyodisneyresort.jp/special/tot2016/column07.html
こちらの画像は引用です。このような知的好奇心を掻き立てられる品が数多く展示されていました。どれも禍々しさを帯びていましたが。
ちなみにタワー・オブ・テラーは二回乗りました。


ということで、今回はシーの方を紹介していきます。
入園直後、タワー・オブ・テラーに並ぶ組とセンター・オブ・ジ・アースのファストパスを取る組に分かれて小走りしました。この日は快晴。シーの街並みはとても芸術的です。

インディー・ジョーンズのアトラクションは三月まで整備のため運休らしく、今回は乗れませんでした。遠くから魔宮を眺めていました。

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その隣にあるレイジングスピリッツは発掘現場みたいなところを360度回転したり高速で駆け抜けたりするアトラクションで、個人的には一番楽しいコースターでした。水が滝のように流れる段々に火が燃えさかるという、幻想的な建物が面白かったです。夜見ると特にワクワクしました。

 
センター・オブ・ジ・アースはジュール・ヴェルヌの冒険譚、海底二万里に登場する島の火山の中を探検し、最後はやはり高速で駆け抜けるアトラクションです。あとから知ったことですが、シーのシンボルであるこのプロメテウス火山のモデルはポンペイ遺跡のヴェスヴィオ火山がモデルだそうです。いつかナポリ近郊も訪れたいものです。

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遠目から見るプロメテウス火山

途中ドナルドと写真を撮れるところがあったので並んで撮影。ドナルドの可愛さ、何コレ。
ここから写真ラッシュが始まります。
マックス、デイジースクルージ、ミッキー、ミニー、グーフィー


ガイドマップをみるとそれぞれモチーフにしている港町があり、その再現度はきっと忠実なものだと思います。実際すべて訪れたわけではないのでわかりませんが、古き良き文化の片鱗を見ることができた気がしてとても嬉しくなりました。現代に生まれ、現代に生き、現代しか知らないわたしは文献や映像でしかその文化・文明を見たことがないのです。自国の文化ですら知らないことばかりで自分の無知を際限なく恥じることもよくあります。
物事の姿形すべてには意味が宿り、それを知るだけで世界はより色鮮やかになる、それが楽しいのです。知らないことは不幸とも言えます。

話が逸れました。シーの魅力はこうした街並みにあると思います。夜になるとロマンチックな街灯が辺りを照らし、幻想的な空間を作り出しています。

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これはアラビアンコーストの様子です。
カップルにはもってこいのデートコースですね。寒さが身に染みます。

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橋からメディテレーニアンハーバーを眺める友人。遠くに点在する灯りがとても幻想的ですね。もちろん、友人は撮られることを望んでそこに立っていました。


ディズニーに行って、すべて勉強不足だと感じました。そこにある古代ギリシャ風のオブジェの建築様式さえ、思い出せない自分がもどかしく思い、頭をかきむしりたくなります。どのようなストーリーを意識してそこに置かれているのか、知っているだけでただ雰囲気に飲まれるだけではなく脳内でも知識の融合がなされて楽しむことができるのでは。悶々と考えました。

できれば近いうちにもう一度訪れ、再びその深遠な夢の世界に浸ることができればと熱烈に思います。
夢の国の存在自体が、現実を生き抜く励みとなるような気がするのです。